カチガワ録音雑記

地域の皆様に愛されて100年。カチ録は街の情報発信基地。

12月7日 十牛図@KD Japon

Voices From the Fictionary: David Moscovich / PORTLAND BIKE ENSEMBLE!!! / Phallus / サンカシオン(クリストーバルsax+クワヤマds from 6eyes+kei)


まずはPhallus

観るのは元・花電車セッションの時以来ですが、格段に進化してました。
見ての通り、編成もユニークですが、音も大変ユニーク。
乱暴な言い方をすると音響系と言う事になりそうですが、かっこつけしいものでも、キレイな音を弾くだけのイージーリスニングまがいのものでもありません!
なんかこう、ヒネた事を軽やかにやっている感じで、そう言った意味では、ムタンチスっぽい?
リーダーの亀田さん(GUIRO)、スタート前、キーボードの音にどうしてもノイズが入り、四苦八苦してたのに突然
「ま、いいか。かっこいい音だね」
で済ませてしまうあたり(観客大笑い)など、このバンドの雰囲気がよく出てるような気がしましたw
アナログ機材をいじっている姿が、手塚治虫横山光輝の時代の漫画に出てくる博士っぽくてツボです。


Voices From the Fictionary: David Moscovich

「モシモシ、ブ、ブトウガスキデス」


サンカシオン


今回は特別ゲストとして、植物の栄養剤HB-101の開発者である青柳さんにお越しいただきましてのサンカシオンとなっております。
青柳さんは、強力な消臭力、静菌力を持ち、長い生命力を維持する樹木(松・杉・桧)と、薬草として知られるオオバコを原料に、エキスを特殊な方法で抽出精製し、ブレンドし、あらゆる植物の栽培に威力を発揮する、万能の活力・活性液HB-101を開発。
これが農業・園芸界で空前のベストセラーとなり、高額納税者番付にも載る程の大金持ちに。
現在、実務は後継者に任せ、全国各地で[農業の明日〜HB-101と歩む次世代農業への道]等と題し講演会を行う傍ら、趣味のギター(腕前はプロ並み!)で全国の猛者とセッションをする日々を送っています。
青柳さんは現在58歳ですが、さすがは日本フリージャズの黎明期を実体験しているだけあり、サンカシオンの二人に一歩も引けをとらない強烈なギタープレイ。クリス・トーバルさんがコルトレーンのようなテーマを吹けば、すかさず青柳さんも応酬。
非常に濃いセッションとなりました。




はいw、ラストはPORTLAND BIKE ENSEMBLE

右のがいつもお世話になっているマイ自転車です。
各所にコンタクトマイクを付け、叩いたり擦ったり弾いたりと、僕の自転車が右の人の華麗なるフィンガーテクで全身を責められ、歓喜の悲鳴をあげました。
ガムランアヴァンギャルド奏法みたいでオモロ楽しかったです。そんなのないけど。