カチガワ録音雑記

地域の皆様に愛されて100年。カチ録は街の情報発信基地。

金曜は、またもやDJ(aka BGM係)をさせてもらいました。今回は60年代のフリー手前なモードジャズばかりかけたところ、店のマスター(たぶん30代)に「どれも10代の頃よく聴いてた」と言われ落ち込みました。どうやらレギュラー入りしたようです。が、そんなに弾がないので不安です。少しジャズの枠から外れてもいいですか?(笑


土曜のLovejoyは気まぐれで行きませんでした。
日曜は急遽、友達のバンドを観にハックへ。昔はメタリックなハードコアやメロデスのバンドをやっていたんですが、新しいバンドでは完全にDOOMになってました。UKの70sブルースロック調の湿ったフレーズを盛り込みつつも、押しの強さはやっぱハードコアやメタルのそれで、本人たちの趣味がモロに出てる気がしました。


月曜はparlwrへ。

5/18(mon)@parlwr
[juanyoshitakei  ホアニョシタケイ]
Juan Parra Cancino / Yoshitake Expe / Kei
オランダに留学している知り合いからJuanさんが日本に行くのでライヴができないだろうかと打診がありました。たくさんあるサイトで音源を聞くとコンピュータを使った実験的な音なので、どんな組み合わせにしようかと思案しながらJuanさんの経歴を見たらギタリストとしてロバート・フリップの門下生と書いてあるじゃないですか。同門にはフェルナンド・カブサッキがいてKeiやYoshitake Expeたちと一緒にアルバム「十牛図」を作っています。ということで不思議な縁で繋がった三人が集まることになりました。

久々に聴いたKeiさんのソロは最高でした。以前はぐっと引き込まれて物凄く集中して聴く音だったけれど、今回はそれに加えてどこかリラックスできるものになっていました。緊張と弛緩が同居していると言うのか・・・。基本的な奏法は決まっていながらも、即興なので聴く度に変化します。が、どこにも所属していない、彼にしか出せない音である事は変わりないです。聴く人によって印象が変わると思うんで、是非他の人も感想も知りたいですね。平日にやることが多いんで、そう簡単に観に行けないとは思いますが、是非。「今まで聴いた事のない音を聴ける」という点では有名なバンドのライブを1つ諦めてでも観に行く価値はあると思うんですが・・・。EXPE氏のソロは、今までアンビエントだと思ってたんですが、実はプログレでもあるんですね。幾重にも重なったキラキラした音にどっぷり浸かりました。Juan Parra Cancinoはちょっとつかめない感じでした。実はカブサッキもそんなに好きではないので、自分には「ロバート・フリップ門下生」は相性悪いかも。
最後は3人でセッション。EXPE氏が音量のでかさで持っていってる風でしたが、要所でKeiさんが流れを作っている気がしました。Juan氏は控えめ。3人の役割ができ、曲になってきたところで終了。




僕らのミライへ逆回転』面白かったです。娯楽としての映画の魅力と愛情がいっぱい詰まってました。それにしてもこの邦題はヒドイ(原題はBe Kind Rewind)。予告編も、日本版は完全に見る気を失わせます。昨今の日本の配給会社の、洋画に対するやる気のなさは異常。邦画なんて、全部テレビでやりゃいいじゃねぇか。どうせテレビ屋が作った映画しかやってないんだし。