カチガワ録音雑記

地域の皆様に愛されて100年。カチ録は街の情報発信基地。

繰り返すフリージャズ


Peter Brotzmann(sax), 羽野昌二(ds) 2007.3.23@KD Japon

約二分のアンコールの後半です。ほとんど手癖ですねコレは。楽しかったけどw


レポ(という名の感想)は後ほど・・・



などと言ってる間にまたハポンへ行ってしまいましたw


まずは23日
Flyline
いつも思うのですが、臼井さんは音が速い。速く弾くとかそういうことでなくて、聴く側へ音が一直線に向かってくる。びしびしと、小刻みに。そうやって、聴いている自分の身体は風穴だらけになり、もはや蜂の巣といった状態になり、呆然としていると、その蜂の巣にローヤルゼリーや蜂の子を入れたり、蜜を塗りたくるのがKeiさん。



ペーター+羽野
数年前観た時と同じく、ドコドコッ、バシャッ、ズドドッ、ガッ、ブヒョー、プピピッ、バヒョッ
といった感じで楽しかったのですが、数年前観た時と比べるとゾクゾクはしませんでした。
ほとんど様式美の世界ですね。好きですけどね、そういうのもw
やはり羽野+竹市+ペーターでやった最初のセッションがベスト。
あれは本当の意味でのフリージャズだった。



行ってみたらチケット高くて驚き。当日4000円!Keiさんの計らいにより前売りで入らせてもらいましたが、それでも3500円。客層は、いつものインプロのライブと違い、金持ってそうな年配の方多数。どうやら今回はちくさ正文館の社長かなんかが企画したっぽい。
今回、羽野さんは何度も、「今後も是非、即興のライブに足を運んでください。(シーンを)盛り上げていきましょう」と言っていた。
けど、実際、あの場にいた人たちの殆どは普段名古屋でやっているライブに来てないし、これからも来ないだろう。フリージャズに漂うインテリジェンスの香りや雰囲気を味わいにきただけで、(気づいてないだろうけど))即興を味わいにきているのじゃないのだから。第一、こんな値段設定ではだめでしょう。自分らが若い頃、確かに熱狂していたであろう時を思い出せ。

サンカシオン@KD Japon2007.3.28