カチガワ録音雑記

地域の皆様に愛されて100年。カチ録は街の情報発信基地。

suspiriaのバッジをなくした

今日はTOKUZOへ行ってきました。
2007年最初のライブです。
山ゴン(山 + 村上ゴンゾ) / Flyline(臼井康浩+Kei) / 井上経康 + 一楽まどか


前から言ってますが、Flylineの時はお客さんが少ない・・・大友良英やらの時にいるたくさんの人達は何なんでしょうか?
そういう人達の為に言っときますと、Flylineの臼井さんは藤井郷子オーケストラや渋さ知らズオーケストラとしても活動する傍ら、TOKUZOPAとして働いておられる方。この方の演奏は、即興に興味のある者なら惹き付けられずにはおけない何かがあります。
そしてこのFlylineにおけるKeiさんとの相性はぴったんこで、ほとんどハズレなしです。
更にKeiさんについて説明しますと、元々は大阪で活動していて、花電車というバンドでギター(最初はベース)を弾いていました。
現在は名古屋でEttという、うたとギターがメインの、たいへん素晴らしいユニットで活動しています。
うたとギターのユニットは星の数程ありますが、Ettほどその二つが高次元で絡むものはそうないと言い切れます。
2月5日に3rdアルバム[無茶の茶]が出ます。タワレコとかでも買えます。絶対買いましょう。
同じ日にTOKUZOでレコ発ワンマン。絶対行きましょう。息をのむ瞬間が、何度もあるはず。2ndアルバムのワンマンも満員でしたので、今回もきっと満員。
言うまでもないでしょうが、花電車というのはBOREDOMSでベースを弾いていたヒラ氏がメインボーカルを務めるバンドで、初期は関西一ウルサイといわれた最強ハードロックバンド。後期はインストメインの極彩色サイケデリックで、トータス来日時に前座を務め、メインを完全に喰ったと言われております。Amon Duul IIの前座もやったそうです。ちなみにオレはトータスを聴いた事がありません。シカゴつったらMice Parade[Mokoondi]くらいしか聴いた事ない。あれは好きだけどね。


もういいか



はい本題
まず最初は山ゴン
山という、ギターとドラムのデュオに、村上ゴンゾさんが参加。
ゴンゾさんのアナログシンセの素晴らしさは言うまでもありません。山のふたりとの絡みも非常に有機的。
様々に展開していく中で、必ず"POP"に結実していく。う〜ん素晴らしい。かっこいい。山初めて観たんだけど、また観たい。


Flyline
何回観たのか忘れましたが、最早定番になりつつある、無音から一気にズギャと始めるパターン。
これやると必ずお客さん数名がビクッとなる。
"即興演奏"につきまといがちな小難しさとは無縁でありながら、聞き手に予断を許さない展開の目まぐるしさ。
弛緩という言葉しか浮かばないジャムものには絶対に辿り着けない領域。*1
目が離せない。そんなオレのテーブルにキノコとドライトマトソースのピザが運ばれてきた。何故だ!?注文したからだ。しまった!!
目が離せない!でもピザが冷める!演奏は止まってくれないが、ピザの冷めも止まってくれない。演奏観るのと、ピザ喰うのに必死。
耳と目に脳の大半の機能を使っていた為、ピザの味はさっぱりわからずでした。


井上経康 + 一楽まどか
いやはや山口勢。もう、変!!井上さんはMIDIギターソロ。ギターの音とサンプル音が連動していて、それを詰め詰めでせかせかぎっこんばったんぴこぴこぽろんと目まぐるしく演奏する。変!一楽さんは、去年の十牛図でも観ましたが、パワーアップしていました。妙!
聴いていると脳裏に「我が道を行く」という言葉が焼き付いて離れませんでした。今日の折り込みによると、明日パルル(元カノーヴァン)にて、山口勢と名古屋勢のセッションがあるみたいです。しかも千円。観に行こっ。http://www.parlwr.net/2006/12/116_beec.html

*1:ジャムものは弛緩が魅力だったりするんだけどね