カチガワ録音雑記

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映画

[亀は意外と速く泳ぐ]と[憎しみ]と[シティ・オブ・ゴッド]と[鬼畜大宴会]を観ました。
[亀〜]良いですね。話はバカっぽいけど、映像、美術含め丁寧な作り、テンポもいいし。
何気ないセリフにさりげなく監督の人生観が見え隠れ。
[憎しみ]は2回目。
大学か高校の時観て以来。
当時、かなりの衝撃を受けました。
とは言え
おフランスっつっても、実際はこういう風なのね」
程度の認識だったという感は否めません。
が、今回、観た後、震えが止まりませんでした。
[シティ〜]も良かった。
これがリオのあの街における若者の青春なんだなぁ。
西原理恵子の漫画で、
「ブラジルでは町内のオッサンらが定期的に集まって、ストリートチルドレンを殺しまくる」
という記述があって、
「いくらなんでもそりゃないだろ」
と思ってたんですが、この映画を観て納得。
でも、子供が簡単に銃を手に入れられる状況をなんとかせな解決にならんよね。
まぁそれができんから、殺しまくってるんだろうけど。
映画は、娯楽作品としても良く出来てると思います。
[鬼畜〜]は、友人に、最後まで観れるかどうか試してみろと言われて観たんですが、普通に観れました。
残酷ものとしてそんなに突出してるとは思えないなぁ。
でも、当時の[山岳ベース事件]に代表されるようなリンチ殺人や内ゲバを起こした人の心理って、こんな感じなんだろうなぁ〜。
ちなみにこの映画は、[青春☆金属バット]の監督・熊切和嘉の卒業制作です。音楽は赤犬。和太鼓とか横笛を使った呪術的な音楽なんだけど、赤犬ってこんなんだっけ??