カチガワ録音雑記

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とにかくGodzilla: King of the Monstersが楽しみで仕方ない

アマゾンプライムゴジラシリーズの配信が始まった。早速①『地球最大の決戦』(64)と②『大怪獣総攻撃』(01)それに③『ゴジラvsキングギドラ』(91)を観た。

①は60年代の都会や農村の風景、家具や車などが観られて、それが良かった。はっきり子供向けに舵を切った後の作品という事もあり、全体的に呑気だが楽しませようという気概と工夫は充分に伝わる。ところでこの映画と言えば幼稚園くらいの頃、母親に連れられて名古屋の街中までリバイバル上映を観に行ったことを思い出す。都会というものを怪獣映画の中でしか知らなかったため、地下鉄に乗ったり街中を歩くだけで物凄い体験だった。現実とフィクションが混ざり合ったような奇妙な感覚に陥り、いつビルの谷間から怪獣が顔を出すのかとドキドキしていた。映画よりもそちらの方が記憶に残っている。

②はミニチュア・セットの造形が物凄い出来だった。それに尽きる。話は話にならないレベル。人間ドラマ部が特にひどい。とにかくカメオ出演が多すぎで、悪影響が出るほど無理やりねじ込まれていた。本筋にしても、言わんとするところは解るが構成も演技も雑という有様。やんなきゃ良いのにと思った。

③は②を観た後ではしごく真っ当な特撮映画に感じた。ゴジラの登場がラスト30分だけというのが難点だが、その分詰め込まれているせいか意外と不足を感じなかった。小6の頃に映画館で観た時も満足した記憶があるから、あの構成で良かったんだろう。

 

ゴジラシリーズ、特撮好きでもない限り1954年の1作目と2014年US版、そして『シン・ゴジラ』だけ観れば充分かもと思った。自分は映画館まで『キングコング対ゴジラ』4Kレストア版を観に行くような人間だけど、今のところそう思う。まあ忘れてるものが多いので、これからじっくり観ていくことにする。ほぼ未見のミレニアムシリーズが辛そう。