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また借りてきたDVDの話です。。。

『変態村』
『悪魔のいけにえ』って大好きな映画があるんですよ。ド田舎でヒドイ目に遭うんだけど、住人全員キチガイでどうしようもないっていう映画。
この映画観ながら、「アレをフランスでやりました」みたいなもんだな〜(食事のシーンとかまんまパクってる)とか思ってたら、監督がインタビューでアレ(とヒッチコックの『サイコ』)に影響受けまくって作ったって言ってやんの。それにしてもべらべらとよくしゃべる野郎だった。
で、ただの劣化コピーかというと、これが面白いんですよ。『悪魔のいけにえ』みたく、「とにかくぶっ飛ばされて唖然とするしかない」という感じではなく、メンタル的な気持ち悪さを追及しつつ、かといってドキドキするわけでもない。キチガイすぎて逆に滑稽ですらあるという感じ。人によってはすっきりしなくてイライラするであろう「はぁ〜！？」な脱力エンディングも好み。役者の演技も良かったし、相当気合を入れて撮ったであろう俯瞰撮影のシーンもすごすぎて笑える。ギャスパー・ノエ監督作『カルネ』『カノン』の主役の人も出てます。
原題は『CALVAIRE』 〜カルヴェールとは、キリストの十字架及び 受難に関わった諸人物の像を意味する〜 　だそうです。素晴らしき邦題(笑　売る気あったのか？

『プラネットテラー』
ロバート・ロドリゲス監督。タランティーノ『デス・プルーフ』と同時上映。 少しだけ繋がってる部分があります。平たくいやぁゾンビ映画。ゾンビが本格的に出だしてからのテンポがすさまじく良い。くだらねー演出がこれでもかと出てきます。 めんどくさい部分を「一巻紛失しました。申し訳ありません。支配人」で済ませていきなりクライマックスに持っていくという強引極まりないやり方も「ストーリーなんぞあらすじ程度でOK」なこのテの映画だからこそできる事でしょう。 くだらない事をワザとやってるのが嫌いな人。くだらない事そのものが嫌いな人。ゾンビが嫌いな人。じゃなかったら楽しめると思います。 漫☆画太郎とか好きな人は絶対観るように！

『呪怨』ビデオ版
普通に本編観て、直後にコメンタリー付で観ました。わざと時系列をむちゃくちゃにして、しかも説明的な描写を極度に少なくしてあって(本編以外で語られるエピソードがあったり。これは関連作全部観たくなりますね)、観ながらだんだん話がつかめてくるけど、結局ただ人が死んでいくだけで何も解決しないところが良い。ホラー描写はどれも際どいところでホラーになっているというか・・・。コメンタリーでも言ってたけど、スレスレを狙ったらしい。正直、紙一重のところで、ギャグなんじゃないか、と思いましたけど(笑　一歩間違うとドリフっすよコレ(笑　洋モノホラーと違うところは、具体的に死ぬシーンが1つもないところぐらいで、プロット軽視の即物的なホラーとして成立してます。とりあえずシリーズは全部観ます。

本編で語られなかった部分(村上兄妹の顛末)は『学校の怪談G』中の『4444444444』『片隅』で描かれてます。1エピソード3分。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm632753
まぁ、こっちの方が呪怨より先に作られてるんですけどね。