カチガワ録音雑記

地域の皆様に愛されて100年。カチ録は街の情報発信基地。


Johnny Smith[ヴァーモントの月] 52年〜53年。
50年代にNYで活躍した白人ギタリスト。60年代にはコロラドでギター屋をやりつつ時折NYへ出てセッションなんかに参加していたそうです。70年代半ば、50歳そこそこで引退。悠々自適の生活を送っている(いた?)そうです。
今作は初のリーダーアルバム。ビバップ直系だと思いますが、とにかく音がとても丸く、滑らか。
高速フレーズもばんばん飛び出しますが、熱狂度皆無。ひたすら心地良い。
選曲も親しみ易いメロディーのものばかり、このリゾート感がたまりません。ほとんど2分から3分の曲で、全部聞いても30分くらいという手軽さも良い。
フェスを「単なるリゾート」と揶揄したワタシですが、リゾート感のある音楽は大好きです。



mixiに書いたんですが、こっちにも載せておきます


グエムル」観ました。
今のところ、演技を観ているだけで楽しめている状態なので、今作も十分楽しめました。この映画も役者に魅力あるなぁ〜。
話的には滅裂な所もあったのですが、アマゾンのレビューのように「最悪」「時間を返せ」とかはあきらかに言い過ぎだと思います。
いわゆる「怪物がでてくる映画」のカタルシスが無いところに日本での評価の低さがある気がします。
シリアスな場面のはずなのに妙に軽いノリな部分があって、そこに水木しげると同じ臭いがしました。まぁ、自分が水木しげる好きなので、少しでもそれっぽい所があると「似ている」と感じてしまうのかもしれないですけど。
冒頭、怪物が群集に襲い掛かるシーンが秀逸。気の抜けた日常に突如異物が出てきたときの、冗談のような空気に呑まれた人間の咄嗟の対応のできなさが見事に表現されてました。観る側も同じ空気に呑まれて唖然とするしかない。「ドーン・オブ・ザ・デッド」の冒頭のシーンくらい良かった。(あの映画はあそこしか観る価値が無いような気がするけどw)
あと、コレも映像が良かった。


この映画、普段ハリウッド映画しか観てないような人も全然楽しめると思う。
売り方を間違えただけというか。
あと、日本の50〜70年代の映画(役者)が好きな人にも観てほしいです。
あの頃の役者をそのまま現代に持ってきたのが今の韓国映画だと思うんで。
爺さん役の人なんて黒澤映画に出てきそうだもんな。
ああ、だからといって全然懐古趣味の映画じゃないんでご安心下さい(誰に言ってんだw)


韓国映画は、どしどしメジャーなもの観ていこうと思います。
今のところ、サブカルっぽいのは観る気しないな〜。


職場から10分くらい寄り道したところのツタヤは韓国映画のコーナーが充実してたんで、安心して観まくろうと思います。