カチガワ録音雑記

地域の皆様に愛されて100年。カチ録は街の情報発信基地。


川端稔[宇宙のホーン]

「川端稔 宇宙のホーン」10月10日発売 TANA-05/bmd-4 税込定価2100円

徳島の奇才、マルチプレーヤー川端稔の完全ソロ作品初CD化!

10年以上にわたり、川端さんから我が家へ送り続けられる音源テープ。

膨大になったので、1枚のCDにまとめました。

川端稔さんは徳島のビリヤード場のご主人。ビリヤード場はわりかし空いていますが、営業時間が長いので、バタさんは隣のスタジオ部屋で1日中楽器を練習している。できる楽器は、サックス、トロンボーン、トランペットから、バイオリン、バンジョー、尺八、三味線・・・他。時々、練習の手を休め、お客様に飲み物を出しに行きます。

ご自宅部分には作品がたくさん並べてあって、そのお屋敷から時々稲田さん宛てにファックスが来る。長距離電話で話も時々しています。歌、歌うと片肺が動かなくなったとか、そんな話をよくしています。

さて、第1子を抱っこして、第2子をおんぶして、ふらふら帰ってくると、郵便受けに郵便物が入っている。川端さんからのテープや。

団地の4階まで抱っこにおんぶであがる元気もらって、家のラジカセで聞きます。

 最近では第3子を抱っこして、第4子をおんぶしてヨタヨタと4階へ。そして、テープを聞く。第1子、第2子は自分で階段あがって、一緒に聞く。第5子ができる前に、このテープを他の人にも聞いてもらいたいと思って、リリースに至った次第です。 西崎美津子(bikemondo/BRAZIL)

http://d.hatena.ne.jp/tanarecord/20081010


今まで川端氏の音楽を聴いた事がなく、この文を読んで興味を持ち、購入。
聴く前はjoseph spenceやelizabeth cottonのような素朴な、味わいのあるカントリーに通ずる類のものだろうと勝手に想像してました。
その安易な想像は、一曲目で見事に吹き飛ばされました。evan parkerばりの循環呼吸を用いたソプラノサックス!
他にも様々な楽器をいろんな奏法で演奏したり、解説を読まなければ何を録ったのか見当もつかないノイズやミュージックコンクレートのような曲も違和感無くある。しかも、それらの奏法や録り方自体よりも、出ている音そのものがとても面白いし、楽しく聴ける。その上カセットテープに録音されたものだとは思えないほど音が良い。これって単なる天然じゃできないし、作為が過ぎる人にはこれだけの軽やかさは出ない。思いつきやアイデア、技術を嫌味の欠片も無く具現化するのって、頭では解ってても相当センスが良くないと実現できないと思います。こんなのを特にリリースするつもりも無く大量(50本以上!)に作り続け、ビリヤード場の主人をやっている川端氏はやっぱりjoseph spenceやelizabeth cottonクラスの偉人。そしてそれをリリースしてくれた西崎・稲田両氏のbikemondo/tana recordも最高。今までBRAZILとPAAPしか聴いてなくてごめんなんさい。




前に日記に挙げたものを全無視してこれの感想を書いてしまいました(笑
まぁ、書きたいものを書いていくだけっすわ。



先週末は大学時代の後輩の結婚式、タメ年の仲良い奴と三人で出席。後輩もみんな大馬鹿野郎で、当然無作法極まりない事態に。どんだけ経っても一瞬であの頃に戻るのは良い事なのか・・・?(笑 その後三次会を途中退出し、dominaへ。誰だったかは判らないけど非常に具合の良い音で、しばらく気分良く踊っていたんですが、著しく酔っていたせいか、気付いたら立ったまま寝てました。さすがに音楽を聴く状態にない事を悟りタクシーで帰宅。翌日は二日酔いと寝不足で一日中寝てました。


それにしても、このところの異常なオバマ人気はちょっと気持ち悪いすね。街中に彼をモチーフにしたアートがあるらしいし、やたら変革を口にして熱狂するあたり、つい過去の様々な国々(自国も含む)の嫌なあれこれと結びつけて考えてしまいます。職場の人も「あの人は何かやってくれそう」と興奮気味なので、それとなく冷や水ぶっかけときました。
こんな時こそこの言葉を
「ヒーローはいつだって君をがっかりさせる」
冷静に見守っていきましょうよ