カチガワ録音雑記

地域の皆様に愛されて100年。カチ録は街の情報発信基地。

少し前、友人とフェスについて話てて、トラスムンドの人ともちらっとその話をした。
それは何かというと、もうフェスなんてものに全く意味を感じられなくなっているという事。RAW LIFEが完全に"いつものパーティー"の延長として、考え得る最大の規模でのイベントをやり遂げてしまった今、現存するあらゆるフェスやそれに順ずるものは単なるリゾートの提供でしかない事に気付いてしまった。フェスに"自分たちの音楽"は存在せず、大金を払って楽しませてもらいに行くだけの極めて消費文化的なものに過ぎないという事。それがフジロックであれロッキンオンジャパンフェスであれ、だ。
それの何が悪い?と聞かれれば、別に悪いわけではない。音楽であれ何であれ、そういう楽しみ方で十分だと思うならそうしてれば良い。

ただ、自分で、自分たちで、音楽を、その場を生み出していく。
この楽しさを知ってしまった今、自分にはそういう"大きなもの"にただ与えられるだけでは満足できなくなってしまった。
物事にアツくならず、何事もほどほどで済ませる事を"大人になる"とは言わない。それは"精神の老化"だ。