ろくなもん食ってない - カチガワ録音雑記

11/22(thu)@KD Japon
吉田達也×石橋英子 / Koi / 石田達郎改めジェット達 /
松石ゲル(モンド映像ショー・プログレ編) / 竜巻太郎×尺八みかん

11/23(fri)@Huck Finn
ELECTRIC WIZARD / CHURCH OF MISERY / ETERNAL ELYSIUM / BLACK GANION

11/23(fri)@KARIP KARAP
UNIVERSAL INDIANN / MAMAZITA
OHJI / TERAK

11/24(sat)@KD Japon
さかな / Ett

と、こんだけ行ってきた。
22は、Koiの地上500mを綱渡りで行くような危うさにすっかり魅了され、素晴らしい音楽て何だろと改めて考えた。
吉田石橋デュオはそれはそれは高い技術を持っており、竜巻みかんデュオは豊富なアイデアと溢れ出る才気で楽しませてくれました。
しかし、Koiのボーカル、ヨッチンのエロスとストレンジのギリギリのバランスは絶対に彼女しか出せないものであり、これは技術の高低に関係なく、やろうとしてできるものでもない。これがなぁ〜、天然なものだけを殊更に評価するわけにはいかないけれども、やっぱりぐっときてしまう。

23はハックでELECTRIC WIZARDのアホ共が奏でる発酵しきった音どもに泥酔。
ひたすら繰り返される麻酔のようなリフに打たれ続け、本気で時間感覚を失った。
どのくらいやったのか全然判らない。0≠∞。
もうあの感じはカルトというかオカルトとさえ言っていい程で、Meditationsに紹介されているような超オブスキュアなミュージシャン/バンドと完全に同等。0点≠1000000000000点。
アホパワー全開でラリパッパ天国を牛車で観光。鈍牛のスピードで景色は意識に留まる事なく常に右から左へ。
それにしてもボーカルの風貌のさえない事と言ったらないね！
つくづくストーナーはボンクラの音楽だわ(笑)
でもギターの良さは圧倒的にETERNAL ELYSIUMが一番で、あまりにも豊かな味わい。今まではわりかしロッキンな風情で早いパートも多かったのが、ここへきて完全ドゥーム仕様！EWとは音のベクトルが違って、前者が徹底して音による酩酊を追求したものだとすれば、こちらはハードロックの一つのあり方としての味わいを追求しているというか…そんな…感じ？？
燻し銀ですね。ようするに(なんのこっちゃ)
険しい渓谷を縫うように流れる大河を小舟で。この道三十年の船頭さんの名調子が冴える。

ふらふらになりながら行ったカリプでUIさん。
酩酊と覚醒の狭間で聴いていた音が、時間とともに深く深くなっていっている事に気付き、そこからはラリパッパ天国とは別の輝かしいところへ連れて行っていただきました。
クロ君がここにUIさんを呼びたかった理由がわかったような気がしました。

24はETTの自在さに溜息し通し、まさにプロフェッショナル！ゆるくはあってもぬるくはないゼ！来週火曜も観に行くゼ！
そしてSAKANA。七年待ったSAKANA！
初めて見たポコペンさんは、本当にいくつなのかわからない少年のような少女のような雰囲気の方で、ボーイッシュな瑞々しさを持つ歌詞の世界からそのまま出てきたような人でした。声も若いし、本当にいくつなんだ！？きっとすごく年上なんだろうけど、とてもかわいらしかったよ！
あの髪型は「(ミュージカルの)アニーにして下さい」って言ってるんだって！そういうのが自然に似合ってしまっている人。
西脇さんはとても控え目な人で、しゃべる時もものすごく小さな声でぼそぼそ。しかし、二人のやり取りのそこここで、バランスのとれた良い関係なんだなぁと感じましたね。チクショウ良い夫婦だゼ！
実はETTのギタリストKEIさんとは花電車時代にラママで対バンしているらしい。そんな頃からずっとやっているSAKANA。
なのにあんなに瑞々しいSAKANA。来年一月、再び名古屋へ！しかも割礼とトクゾーに！

壊れたデジカメを見限り、新たに購入〜。5.2メガから8.4メガへ！
HDDを買って、iTunesの音楽ファイルを全部ぶち込んだらPCの動きが軽やか〜ん

Koi

BLACK GANION

ELECTRIC WIZARD

ETT

SAKANA