ねじるのよ
ようやっと水木展を観に行きました。
岐阜市歴史博物館〜。
ゲラゲラ笑う水木さんの等身大人形に迎えられ、
その笑い声が館内に木霊する中、至福の時を過しました。
前半は水木さんの半生を、自伝マンガからの引用や、その当時に書いたスケッチ、絵物語などを交え紹介しつつ、漫画家時代に入ると、数々の作品の紹介と共に原画、本物の貸し本漫画も展示。
後半は、漫画に登場した物―
死人帳、鳥かごハウス、ソロモンの笛(松下一郎バージョンと山田真吾バージョン)、ぬりかべのコテ、人魂の天ぷら、鬼太郎の家、ちゃんちゃんこ、下駄、茶碗風呂、オヤジの寝具一式など、
を、本物、または本物を元にして作ったものとして展示。
他に、モノクロ時代のアニメ版鬼太郎の予告編や、氏が世界を廻って収集したコレクションなど、
メチャメチャ充実してました。
氏の半生は、自叙伝[ねぼけ人生]や自伝マンガ[落第王]や[のんのんばあとオレ]等を読んでいて知っていたのですが、
当時のスケッチ(小学生の時の絵とかスゴイ!)やコレクション(新聞の題字、世界人口図等など)なんかは当然、観るのは初めて。
数々の原画の素晴らしさに溜め息、内容を再発本で読んでいるとは言え、本物の貸し本漫画を目にする事が出来たのは水木ファンとしてはたまらんものがありました。
そして、ぬりかべのコテや人魂の天ぷらなんかの解説文が真面目で、それも良かったですね〜。
漫画に出てくる人魂の天ぷらはメチャクチャうまそうだったけど、展示してあるのはマズそうだった・・・
24日で終わってしまうんですが、こんなに充実してるんなら、もっと何度も足を運んでみたかったなぁと、今更思いました。
観終わった後、みやげもののサインに書いてある
「のん気にくらしなさい」
と言う言葉で、
「よし、オレも今日からのん気にくらそう」
と決意。
した所、早速岐阜駅で全然行き先の違う電車(しかも急行)に乗ってしまい、
危うく大阪まで行くところでした。(発車まで時間があり、5分程してようやく気付いた)
あまりのん気なのも考え物ですが、
「大阪まで行っちまったら面白かったろうな」
とも思いつつ・・・
今日はコレがあるので、その足で今池へ
KEIさんの半年遅れのレコ発ワンマン@TOKUZO
並みの客入りだろうと予想をしていたら、満員に!
そのガヤガヤした状況の中、KEIさんがのっそりこっそり登場、
そのまま弾き始める。
と、
・・・・場内は、しー・・・・ん。
しゃべる事はもちろん、拍手さえ余計だと思う程の、静かなる、静かなる熱気を湛えた演奏。
こんなKEIさんを観るのは、2〜3年前、初めて観た時以来です。*1
そしてその時以上にスゴイです。
はぁ〜もう、言葉にならんわ〜、こういう時、
「音楽好きで良かったー」
って心から思います、ホント。
静かなる感動を読んだ第一部が終了。
そして、第二部。
アルバムに収録されていた、広島県山間部の"渓人"達による・・・・って、
ひひひ、これは観にきた人だけのお楽しみって事で、言いませ〜ん。
アンコールを2回もやる大!大!大盛況で幕を閉じたライブ。
水木展でねじれた脳が、このライブで取り返しのつかない状態になっておりまするんるん♪
来週はハポンでこれ!
29(金) 18:00open 19:00start 2,000円
FOUR FLEA CIRCUS(サンフランシスコ)
Fly Line[臼井康浩(g)、Kei(g)]
一瀬大悟(wb)・稲葉一将(sax,etc)DUO
そして明日は!!明日は!!!!明日はあああぁあぁああぁあ!!!!!
あ〜
*1:近年はゆるゆるねじれフォーキーサイケが主流でした