カチガワ録音雑記

地域の皆様に愛されて100年。カチ録は街の情報発信基地。

本山の寺でドゥルパドのライブ。インド古典音楽の中でも最も古い声楽。
春からずっと、インド古典音楽の聴き方講座に通っていたお陰で、雰囲気だけでない楽しみ方ができるようになった。
簡単に言うと、全て曲には1つの決まった拍子のパターン*1があり、どうやって頭(サム)の部分にキメをもっていくかという事。キメはテハイといって、三回連続のフレーズで構成される。3回目の終わりが頭に来れば良いわけだから、パターンは無数にある。例えば全体を10拍子の曲だったら5.5拍目のところから1.5拍のフレーズを3度繰り返したり。または2拍目のところから6拍のフレーズを3度繰り返したり(この場合、最初のサムはスルー)
要は何周使っても良いからテハイがきっちりサムの部分で決まれば良い。そして、その見事さを味わうのが本来のインド古典音楽の聴き方。
ちなみにこれはリズムが入ってから(打楽器が鳴りだしてから)の話。その前段階、メロディ奏者による長い序奏の部分(アーラープ)は無拍なので、普段どおりメロディを楽しめば良い。
さらに付け加えると、打楽器奏者は予めどの曲をやるかを知らされない場合が多く、“メロディ奏者がアーラープを終えて定型のメロディを歌いだしたところで曲を把握する”という場合が殆どらしい。


デッドラ2ようやくクリア。やっぱストーリーは大して面白くないなコレ。それ以外が結構楽しい。

*1:12、14、10、7など