カチガワ録音雑記

地域の皆様に愛されて100年。カチ録は街の情報発信基地。

日曜はハックフィンへ行ってきました。

メタリカ丸出しなフレーズも飛び出すブラジリアン・スラッシュN.E.Kや長い曲の後半からの展開が素晴らしいBLACK GANIONも良かったけど、この日はNICE VIEW、ECHOが素晴らしすぎました。NICE VIEWはいつにも増して異常なテンションで怒涛のごとく駆け抜けました。物凄い。そしてレコ発おめでとうなECHOは70年代の不良がそのまま大人になったようなノリとハードコアの激しさと軽さが合わさり、絶妙なアニキ感が醸し出されていてとにかく楽しかったです。が、かなりのんびりな進行で、終わってみると6時間以上の長丁場。終了時間0時半過ぎ。なにしろトリのECHOが始まったのが0時少し前。さすがに疲れました。翌日は平日ですし、終電時間の早い名古屋ですから、観られなかった人も多かったんじゃないでしょうか。実際、岐阜から来た友達はECHO観ずに帰ってしまいました。


N.E.K.




月曜はTOKUZOへ。
山本精一(g)早川岳晴(b)藤掛正隆(ds) ゲスト:津山篤(b.etc)臼井康浩(g)
「早川・藤掛両氏が毎回インプロ界の猛者を招いてセッションをする」というシリーズ。その第6弾という事で山本精一が選ばれたようです。CDも出てるんですが未聴。ライブ観てから決めようかなと思って。
で、ライブですが、これがCREAM(古い例えで申し訳ない)に代表されるようないわゆる”ロックのインプロ”で「一定のテンポで進行し、そこに色々なオカズを盛り込む」パターン。
で、山本さんは「流れを唐突にぶった切って別の方向へ持って行ったり、加速させたり巻き戻したり、相手に反応したり、無視して全然違うことをやったり」という、”ジャズでもロックでもない即興音楽”をやる人。なので、当然ここでもそのような仕掛けをするんですが、どれもこれも噛み合っている様には思えませんでした。何か妙な居心地の悪さばかりが目立ち、「長年に亘って数々のセッションをしてきた人達でも、合う合わないはあるんだな」と当ったり前の事を再確認する事になったライブでした。もしかしたら真相は全然別なところにあるのかも知れませんが、これが自分が真剣に聴いた結果の感想です。