カチガワ録音雑記

地域の皆様に愛されて100年。カチ録は街の情報発信基地。

土曜は大阪へ行ってきました。


2/28(sat)@シャングリラ
友川カズキ(vocal,guitar)、永畑雅人(pinao,mandolin,accordion)、石塚俊明(drums)
ゲスト:オシリペンペンズ二階堂和美

[POWWOW]@zing
CMT / DNT
guest dj: TUTTLE

前日に近鉄脱線事故があり、終日運行停止していたので、新幹線で行く事を覚悟していたのですが、無事復旧。特急で難波へ。
レコ屋に寄りたいところですが、時間もないのでそのまま梅田へ。シャングリラへ着くとかなりの行列。予約しておいてよかった。
ここへ来たのは初めてですが、安っぽいシャンデリアとかあったりして、昔の場末のキャバレーみたい。


最初はオシリペンペンズ。久々に観ましたが、これがもう鳥肌立ちまくり!!ロングトーンをほとんど使わず、細かく刻みまくり且つ無駄のない鋭い音の応酬。余裕な感じは全くなく、お互いがギリギリのところまで攻め込んでいるので、すごく空気が張り詰めている。観てるこっちの背筋もピーンとなる。凄すぎて笑えてきた。
次は二階堂和美
この人に関しては、歌があれば他の音は殆どいらないと思っている。バンドとか全然必要ない。だから弾き語りが一番好きだ。今回も、これ以上何の音が要るんだと思わせる程、歌が会場を埋め尽くしていました。顔をくしゃくしゃにして歌う様がすごく好き。
さて、友川トリオ。
最初にギャスパーというチェロ奏者のフリーなソロ。そのまま友川トリオが登場して2曲ほど。友川氏の、熱情と気高さと寂しさを孕んだ詩世界にチェロの音は合いますね。トリオでの演奏は、CDを聴いていたので大体どんなものかは予想していましたが・・・壮絶でした。一瞬で沸点に達する友川氏の歌にまったく遅れることなく追随する永畑・石塚両氏。アコーディオンやピアノで歌を支え、彩を添える永畑氏。ドラムで鋭く切れ込んでくる石塚氏。フォークとしての形を壊す事無く、フリー・インプロの緊張感を最大限持ち込んだ演奏にゾクゾクさせられっぱなしでした。爆発寸前まで溜め込まれた熱気は必殺の「ピストル」で解放。完全に打ち抜かれました。そしてアンコール「生きてるって言ってみろ」をソロで。
参りました。



もうかなり満足したし、足も痛いし(ほとんど動けないまま立ちっぱなしだった)でPOWWOW止めとこうかと思いましたが、限界がきたら途中で寝ればいいやと思って行きました。オープン早々に入り、DNT〜CMTと3時間ほど休みなく踊りました。踊らされました。充分楽しかったものの、どことなく余所行きな感は否めなかったPOWWOW名古屋と比べ、最初っから本気丸出し。人も少ないのに全く遠慮のない音にいきなりピークまで持ってかれました。POWWOWやっぱ最高です!!


疲れもピークに達したところで退散。就寝。翌朝名古屋へ向かい、ついついサウンドベイへ寄ったところTOM君とばったり。すぐ帰るつもりだったのが結局お茶してレコ屋巡り。帰宅時間は夜。風呂入って飯喰って、『ハロウィン』観て寝ました。




買ったモノ
ロストロポーヴィチJ.S.バッハ無伴奏チェロ組曲(全曲)』
ミーハーですいません。『下山事件 最後の証言』を読んでいる時、急にバイオリンの音が欲しくなりバッハの無伴奏ソロを買って「いいなぁ」なんて思ってて、その後チェロの音も聴きたくなったところにホンモノのチェロ演奏を聴いてしまったものだからつい。
Marion Brown『WHY NOT?』
これは前々からジャケが気になってました。ESP
Anthony Braxton『Town Hall 1972』
VA『Son Cubano NYC』
Beach Boys『sunflower』