カチガワ録音雑記

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先週末は

無意味な徘徊をしていたら、ついついTechnics SL-1200MK5を買ってしまいました。(今まで使ってたのは2000円で買った中古のSONY製フルオートプレイヤー) 以前の日記で「Technics不要!」と言っておいて何ですけど、いつかは買わなきゃならないような気がしてたんですよね(笑)。現行のMK6が7万もするし、特価だったので、つい(汗)。正直、SONYので問題なかったんですけどね。強いてあげるなら、筐体の振動対策がイマイチな事くらい。乗せてる棚にちょっと腕が当たっただけで針が飛ぶんですよね。その点テクニクスはスゴイですね。全然振動拾わない。
DJしないんで、本当はDENONとかで同じくらいの値段のやつを買った方がいいんでしょうけど。そうなるとMC型カーチリッジとか昇圧トランスとか超音波洗浄機とか買い出してオーディオマニア道まっしぐらな気がして・・・*1  オーディオ業界は擬似科学まみれなんで、気をつけたい。電流がキレイ/キタナイだとか機材の相性だとか訳の解らない事が普通に罷り通ってるんですよね。電流に不純物が混ざるか?液体じゃないんだから(笑) 
そういったオーディオ業界のおかしさを指摘したサイト『オーディオの科学』
http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/Audio.htm
これによると、CDプレイヤーなんかは、名の通ったメーカーのものなら一番安いモデルで十分らしいですよ。他にも色々書いてあって面白いです。で、肝心のターンテーブルに関しては「アナログレコードなど不要」と、残念ながら殆ど言及されていません。「モノに対する愛着」はサイトのテーマの範疇にないので仕方ないんですが・・・。
というわけで、以下、ターンテーブルに関しての実体験を挙げます。
1.針圧調整できないものだと、音圧の高いレコードを聴くと針飛びする。(12inchシングルは絶望的) 
2.あまり安い針とカートリッジを使うと、サ行の発音やcollapse societyのシンバル音が盛大に割れる。下手するとピアノやトランペットの高音でも割れる*2。普段は大して気にならないけど、音圧の高いhip hopの12inchとか聴くと耳障り。
3.振動に弱い。これは、しっかりした台に置いてるか、そんなに大きな音で聴かない人、もしくはヘッドホンを使ってる人には関係ないですね。逆に、場所がなくてスピーカーの上に置かざるを得ないような人には重要かと。でないとすぐハウります。
4.自動的に針が戻るフルオートプレイヤーだと、5inch盤が最後まで聴けない。5inch盤なんて殆ど無いから別にいいですね。

ターンテーブルに関しては、(リスニング専門なら)この4点のうち、どこまで許容できるかで決めるのが良いと思います。ぶっちゃけ1さえクリアできれば、あとはこだわりの部分ですね。 当たり前ですが、最も重要なのはレコードの内容そのものなんで。

*1:信じられないような値段設定のものがうようよしてて、それが面白くて調べた

*2:METERSのハイハットFELA KUTI『ZOMBIE』の様々な音も割れる