ごにょごにょ

[ダライ・ラマの般若心経]を観てきた。
最初、二列目のイスに座ったんだけど、なんと字幕が読めない。
最前列の座イスに座ってようやく判別できた。
これはもう、眼鏡を買わんと・・・・。

内容は、ダライ・ラマによる、般若心経についてのお話と、
現地の風景と祭礼、ダライ・ラマ自身による読経。

ダライ・ラマによるお話は、悟りとは無知のない状態=完全なる知の事、とか、"空"とは非存在の存在、とか、突き詰めると"仏陀"や"空"も無である、とか、極めて形而上学的なお話ばかりで、解ったような解らないような・・・文章にでもしてもらわんと理解できんなこりゃ。という感じ。
現地の風景はそれはそれは雄大で美しく、行ってみたいと思わせるものでした。
祭礼の様子も興味深いものでしたが、なにぶん全部の収録時間が1時間10分と短いため、ハイライト的なもので終わってしまっているのが残念。
ちなみに重低音の読経は、ギュートゥ・ゴンパ僧院の僧侶だけのものらしいので、ここでは普通の読経でした。
そしてダライ・ラマの読経は、どう聴いても適当にごにょごにょ言ってるようにしか聴こえず、なんだか可笑しかったです。
全体的にさらっとしていて、HNKの番組を観ているようでした。
ちなみに、信仰心ゼロです。宗教を芸術や哲学の一種としてしか捉えてません。他人の信仰は、それを押し付けてこない限りは尊重します。一度強要された事がありましたが、全てに反論し、ぐうの値も出ないように叩きのめしてから帰り、以来ソイツとは二度と会ってません。