カチガワ録音雑記

地域の皆様に愛されて100年。カチ録は街の情報発信基地。

昨日はTOKUZOへ行ってきました。開始時間まで余裕があったので、ピーカンへ寄る。Charles Mingus[Town Hall Concert]のLP、Charles Lloyd[Dream Weaver]のLPが安かったので購入。
ハコへ着いたら一平さんがいたので、開始時間まで長々と音楽の話をしてました。ほとんどECMのCDしかかけない異常なジャズ喫茶を教えてもらいました。


keiさんの演奏は目隠し・耳栓をしてアコースティック・ギターを延々50分ほど弾いてました。フレーズがどうとかでなく、全体として何かが起きている。すごくざわざわしました。時間軸が無いというか・・・不可能だけど、「できるなら50分を圧縮して一瞬で表したいんじゃなかろうか」という感じがしました。オカルトめいた表現は好みませんが、忘我の状態でひたすら弾き続ける様に恐山のイタコを連想しましたね。音楽としての善し悪しは判断できませんが、とにかく凄い演奏でした。それをあれだけ多くの人が観ていた事も異常な感じがして面白かったです。その後、作曲したものを一曲演奏。これがまた美しい曲でした。その後さらにアンコールがあり、再び即興をやったんですが、本人は一回目で完全に出し切っていた様子で、荒れた演奏に感じられました。あそこで何故アンコールを要求したのか、理解に苦しみました。礼儀だとでも思っているのかな。もし本気で聴いていれば、あの場でアンコールは不要だと判りそうなものなのに。「どんな音楽でもライトに聴く人がいる」って事ですかね。

40分頃