カチガワ録音雑記

地域の皆様に愛されて100年。カチ録は街の情報発信基地。

ツタヤ半額で借りたもの。ほとんどmixiのコピペです(汗



サンゲリア
全体的にのんびりしたテンポで、緊迫感とか殆ど無い。殺す・殺されるシーンも然り。 ジャケの有名な目玉串刺しシーンも然程・・・(笑 スペイン征服軍(コンキスタドール)の共同墓地から出てくるゾンビが、どう見ても死後数ヶ月がいいとこの腐乱死体で、全く白骨化してない。セリフでも「400年前の〜」って言ってるくせに(笑 まぁこの手の映画はそんなとこマイナスでもないでもないんですけどね。
で、何が良かったかと言うと、とにかくですね、汚いんですよ。ゾンビが。 顔中ミミズが這っていたり、ボロボロのゲロンチョばっか。 結構独特なデザインで、それが良かったですね。 ヴードゥーの儀式めいた音楽とうめき声がずっと流れてるところも。
あとサメと戦います。 すんごい嫌がってるんだけどね。サメ。



『デスプルーフ
タランティーノ。無駄話が上映時間の半分を締める。しかも今までのようなウンチクが一切ない完全なる無駄話なので、タランティーノ作品の無駄話そのものが好きな人でないとキツイかも。キツかった人もラスト30分で帳消しに。むちゃくちゃスカッとします。
ただ着せたかっただけであろうチアリーダー服も○っすね(笑 予告編で見た同時上映のプラネットテラーが面白そう。



スカーフェイス
10年ぶりに観た。 舞台がマイアミだったせいか、又は主役が成り上がり志向で「キューバ人である」というアイデンティティーが希薄に感じられる役柄のせいか、劇中でサルサは殆どかからず。あ、でもプエルトリカンぽいギャング(アマデウスサリエリやってた人)が車で聴いてたな。破滅へ至る展開が急すぎる気が。伏線はあるにはあったけど、少々強引。 まぁそんなところを気にする映画でもないか(笑。イキイキとしてる前半と、ミシェル・ファイファーの背中が最高。今だと『カリートの道』の方が好きかもな。あっちも観てみよう。



パラダイス・ナウ
今回借りた中で一番良かったのがコレ。
自爆テロに向かうパレスチナ人の若者二人を描いた映画。 監督はパレスチナ人。
舞台はイスラエル軍に包囲された街ナブルス。 軍によって道路は封鎖され、外界との行き来が自由に出来ない。 町のあちこちが瓦礫の山と化している。 その町並みや人々の表情、営みの全てが生々しい。 けれど、見せ方はオーソドックスだし描写も淡々としているのでとても観やすい。
この映画を観たイスラエル人の中には、若者二人同情してしまった自分にとまどい、苛立ちを覚えた人もいるそうな。 「テロはよくない」「戦争をやめよう」といったある種ステレオタイプな主張を掲げるのでなく、ナブルスに住む普通の若者が抱えるどうしようもない現実に対する諦め・苛立ちを描いているから、イスラエル人にも伝わったんだろうな。
自分にとってもそう。この映画でまた少し、世界にリアリティが増した。