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今までMiles Davisとその仲間ばかり聴いていて、実は60年代のJAZZはJohn ColtraneとEric Dolphyくらいしか知らない事に気付きました。焦っています。*1 60年代といえばファンキー全盛なんでしょうが、自分はHank MobleyやLou Donaldsonなどを好みませんので、いわゆる新主流派(日本でしか使わない名称らしいです)を聴いています。
Andrew Hill[Smoke Stack](63)
Andrew Hill(p) / Eddie kahn, Richard Davis(b) / Roy Haynes(d)
Andrew Hill[Judgement!](64)
Bobby Hutcherson(vib) / Andrew Hill(p) / Richard Davis(b) / Elvin Jones(d)
Bobby Hutcherson[Dialogue](65)
Freddie Hubbard(tp) / Sam Rivers(ts,ss,bcl,fl) / Bobby Hutcherson(vib,marimba) / Andrew Hill(p) / Richard Davis(b) /Joe Chambers(d)
Andrew Hill最高です。ゴツゴツした硬質な、冷たい感触のピアノを弾く人。Alfred Lionが甚く気に入ったらしく、「63年11月の初リーダー作から半年間で5作、全曲オリジナル」というムチャをさせてます。上記はそのムチャシリーズ2、3作目。[Smoke Stack]はピアノトリオにもう一人ベースを加えたツインベース編成。硬質さに拍車がかかり、まるで岩。秘めた凶暴性がたまらない。彼独特のプレイスタイルを存分に味わえます。
[Judgement!]はピアノトリオにヴィブラフォンを加えた編成。彼の冷たく輝くような音色のvibはHillの世界観にかなり合ってます。その2人を猛然とプッシュするバケモノ aka Elvin Jones。欠点を見つけるほうが難しい傑作。
[Dialogue]は管入り。彩りが加わって、(後半でフリー寄りな演奏があるものの)三つの中では一番聴き易い。1曲目なんか最高。全6曲中、4曲がHill作曲。
HillとHutchersonの共演は[Andrew!!]というのがあって、それにはSun RaのArkestraで知られるJohn Gilmoreが参加してて気になる。あと、Eric DolphyにTony Williamsという、大好物2人が参加した[Point Of Departure]も聴いてみたい(あんまり評判がよろしくないようだけど)
