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1月26日
『サスペリア』を観た。
冒頭のカットからしてキレキレで、あっという間に画面に引き込まれた。あとはただただ没頭。オリジナル最大の特徴であった原色の色彩や音楽。それらを敢えて正反対の方向に作り替えてあるにも拘わらず、あの映画が持っていた可能性を120%引き出してある。これほど素晴らしいリメイクはないだろうと思う。(ダリオ・アルジェント監督は今作の出来に不満らしい。まぁでも、あの人の映画は基本的になんのこっちゃな出来だしね。そこが魅力なんだけど)
1月31日
ビルボード大阪でBrandn Colemanを観た。
Kamasi Washingtonのライブでもリーダー以上の熱演で客を湧かせてくれたブランドン。今回もやはり1曲目から全力。そこからラストまでテンション上がりっぱなし。鍵盤3人、ヴァイオリン、ドラムという編成で生み出す猛烈なグルーブ、ファンクネス。最高に楽しかった。
2月3日
トクゾーでMachine Gunセッションを観た。
欧州フリー・ジャズ史に燦然と輝く名盤、Petar Brotzmann OctetのMachine Gun。「どしゃめしゃなのはこれ1枚あれば十分では」と思えるほど大好きな作品の再演。行くしかない。
メンバーは
不破大輔(cond,b)竹内直(ts,bcl)
吉田隆一(bs)柳川芳命(sa)
大森菜々(p) 一ノ瀬大悟(b)
本田珠也(ds)江藤良人(ds)
オリジナルと同じ楽器編成。これが期待通りのどしゃめしゃっぷり。不破氏の指揮の賜物でもあるんだろう。メリハリも利いていて実に景気が良く、心底スカっとした。
この日は満席、この手の音楽で当然禁煙であるはずもなく、辺り一面もうもうとしてた。酒、たばこ、和装。実に分かり易い。それにしても年齢層が高い、高すぎると言って良いほどに。フリー・ジャズってほぼ化石のようなジャンルだな。でもそれはそれで構わないと思う。ジャズ自体は活発な新陳代謝が起きているし、新しい音楽なんていくらでも出てくる。