カチガワ録音雑記

地域の皆様に愛されて100年。カチ録は街の情報発信基地。

昨日届いたもの


VA[Evocation of Amilcar Cabral]
カーボ・ヴェルデ/ギニアビサウ独立の祖であり、対ポルトガル反植民地闘争の指導者Amilcar Cabralのコンピ。彼を称えた曲は150曲ほどあるそうで、その内の19曲を収録。ほぼ全部、革命当時に作られた曲かと思われます。インナーにはフィデル・カストロと写っている写真がある。キューバソ連の支援を受けていたようです。彼についてはhttp://www.geocities.jp/stkyjdkt/cabral.htmが詳しい。
曲は、ポルトガルに支配されていただけあり、アフリカの、というよりはラテンのロック。言語もたぶんポルトガル語。一曲目が映画『コロッサル・ユース』の劇中にかかってた。
試聴できます→http://cdbaby.com/cd/aruimachado



Otis Redding[Otis Blue: Otis Redding Sings Soul](65)
3rdアルバム。恥ずかしながら、Otis Reddingを初めて聴きました。SOULの大名盤と言われているだけあって、ど真ん中な内容です。
2008年リリースの輸入盤を買ったんですが、ジャケのトレースがひどい。文字が潰れてる。そのせいか、女性がどうしてもパリス・ヒルトンにしか見えず、名盤の風情が全く感じられません。まぁamazonで690円だったからパリスでも仕方ないか。



Terry Callier[What Color Is Love](73)
友人にコピってもらっていたのですが、実は既に注文していたのでした。入荷に一ヶ月くらいかかったよ。こちらもamazonで690円。reviewによると、この人は「クラシックピアノを3歳から学び、高校時代にドゥーワップに熱中。大学時代にはフォーク・リヴァイヴァルに参加し、またコルトレーンが最大のアイドル」らしい。大仰になりすぎない絶妙な大作志向と尋常でない美しさはそういうところから来るのか、なんて思ったり。全曲最高。(特に弾き語り部において)少しだけNick Drakeを思わせる憂いを秘めた歌声も良いですね。弾き語りだけのものも聴きたいので65年の[New Folk Sound of Terry Callier]を注文済み。